ヨーロッパ旅行を5日間で計画するとき、「せっかくなら2都市まわりたい」「でも移動ばかりで疲れないかな」と迷うことはありませんか。
パリもローマも行きたい気持ちと、限られた休みのあいだで揺れてしまいますよね。
日本からヨーロッパは移動だけで往復1日以上かかるので、5日間で何都市まわれるか分からなくなるのは当然です。
結論からいうと、ヨーロッパ5日間なら基本は1都市滞在がおすすめです。
ただし、鉄道で2〜3時間で結ばれた都市どうしなら、2都市でも無理なくまわれます。
- ヨーロッパ5日間で何都市まわれるか知りたい方
- 1都市と2都市のどちらにするか迷っている方
- 初めてヨーロッパ旅行へ行く方
- パリやローマなど人気の都市を組み合わせたい方
- 女子旅・ひとり旅で無理のない旅程を作りたい方
- 5日間で実際に観光できるのは何日か
- 1都市・2都市それぞれのメリット
- 5日間で2都市をまわれる条件
- 5日間で組み合わせやすい都市と、避けたい組み合わせ
- 1都市・2都市それぞれのモデルコース
- 初めての海外・女子旅・ひとり旅での選び方
旅行会社に28年勤め、ヨーロッパ方面の旅程作りに携わってきた立場から、短い日程でも後悔しにくい組み立て方をお伝えします。
<知りたいことから読む>
- 早く結論だけ知りたい方は【結論】5日間なら基本は1都市
- 観光できる時間を知りたい方は5日間で実際に観光できる時間
- 1都市の過ごし方を知りたい方は1都市のモデルコースとおすすめ都市
- 2都市をまわりたい方は5日間で2都市をまわる旅程
- 初めての海外・女子旅の方は初めて・女子旅・ひとり旅ならどっち?
【結論】ヨーロッパ5日間なら基本は1都市がおすすめ

理由はシンプルで、日本とヨーロッパの往復移動だけで、5日間のかなりの部分を使ってしまうからです。
5日間の旅行は、現地3泊が目安になります。
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 | 日本を出発・ヨーロッパ到着(直行便なら夕方着も) |
| 2日目 | 終日観光 |
| 3日目 | 終日観光 |
| 4日目 | 午前観光・空港へ・帰国便に搭乗 |
| 5日目 | 日本到着 |
丸一日使えるのは2日、半日使える日が2日というイメージです。
その貴重な時間のなかで別の都市へ移動すると、観光できる時間はさらに短くなります。
「何都市行ったか」より「その街をどれだけ楽しめたか」を大切にしたい方には、1都市滞在が向いています。
ヨーロッパ旅行全体で何日必要か迷っている方は、こちらも参考にしてください。
<ヨーロッパ旅行の日数の目安はこちら>
1都市がおすすめな人


- 初めてのヨーロッパ旅行
- 5日間しか休みが取れない
- 美術館や観光スポットをゆっくり見たい
- カフェやレストランも楽しみたい
- 買い物の時間も取りたい
- スーツケースを持った移動を減らしたい
- 女子旅・ひとり旅で余裕を持ちたい
1都市なら「午前は観光、午後はカフェと買い物、夕方はホテルで休憩、夜はレストラン」のような、余裕のある一日も作れます。
2都市でも楽しめる人


- ヨーロッパ旅行に慣れている
- 朝から夜まで行動できる
- 行きたい場所をしぼれる
- 都市間が鉄道で2〜3時間で結ばれている
- 荷物が少ない
- ゆっくりより「たくさん見たい」
- 行きと帰りで違う都市を使える
2都市の場合は「両方をじっくり」ではなく、主要なスポットを効率よく早足でまわる旅になります。
1都市・2都市の違い早見表


| 比較項目 | 1都市滞在 | 2都市周遊 |
|---|---|---|
| 観光にあてられる時間 | たっぷり | 短くなる |
| 都市間の移動 | なし | あり |
| ホテルの移動 | なし | あり |
| 荷物の負担 | 少ない | 増える |
| 予定の自由度 | 高い | やや低い |
| カフェ・買い物 | ゆっくり | 時間を決める必要あり |
| 初めての海外 | 特に向いている | やや不向き |
| 女子旅・ひとり旅 | 特に向いている | 条件しだい |
| 疲れにくさ | 疲れにくい | 疲れやすい |
| たくさんの街を見る | 不向き | 特に向いている |
ヨーロッパ5日間で実際に観光できる時間は?


「5日間」と聞くと現地に5日間いられそうですが、日本発着の場合は往復のフライトも5日間に含まれます。
たとえば羽田からパリへの直行便は、朝に出発して同じ日の夕方に到着する便があり、所要時間はおよそ14時間30分です。
この便なら1日目の夕方からホテルに入れますが、乗り継ぎ便だと到着が夜や翌日になることもあります。帰りは現地を出た翌日に日本へ着きます。
つまり5日間の旅行では、航空券の選び方だけで、現地で使える時間が半日ほど変わります。
料金差が小さいなら、直行便や到着の早い便を選ぶ価値が大きくなります。
直行便と乗り継ぎ便で迷っている方は、こちらで比べています。
<直行便と乗り継ぎ便の比べ方はこちら>
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ヨーロッパ5日間の1都市モデルコースとおすすめ都市


1都市にしぼれば、代表的な観光スポットだけでなく、カフェや買い物、街歩きまで楽しめます。
1都市滞在の基本モデルコース


| 日程 | 過ごし方 |
|---|---|
| 1日目 | 日本出発・現地到着・ホテルへ |
| 2日目 | 絶対に行きたい場所を中心に終日観光 |
| 3日目 | 美術館・街歩き・カフェ・買い物 |
| 4日目 | 午前だけ観光・空港へ・帰国便へ |
| 5日目 | 日本到着 |
ポイントは、2日目に「絶対に行きたい場所」を入れることです。
3日目は予定を詰めすぎず、天気で変更になったときの予備日として少し余白を残しておくと安心です。
パリ|初めてのヨーロッパにも


エッフェル塔、ルーブル美術館、凱旋門、セーヌ川など、代表的なスポットだけで2〜3日は楽しめます。
カフェ巡りやパン・スイーツ、買い物まで入れると、5日間をパリだけに使っても時間が余るとは感じにくいでしょう。
<パリのホテルエリアはこちら>
ローマ|バチカンまで見るなら1都市で


コロッセオ、フォロ・ロマーノ、トレビの泉、スペイン広場、バチカン市国と見どころが多く、移動を含めると2〜3日でもかなり忙しくなります。
「ローマへ行くならバチカンも見たい」という方は、1都市にしぼった方がゆっくり楽しめます。
<ローマのホテルエリアはこちら>
バルセロナ|観光とグルメを両方


サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、旧市街、バルと、観光とグルメを組み合わせやすい街です。1都市滞在なら、ガウディ建築を急いでまわるのではなく、海沿いや市場、カフェまで楽しめます。
<バルセロナのホテルエリアはこちら>
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5日間で2都市をまわるならどんな旅程?


2都市の場合は、3日目を都市間の移動にあてるのが基本です。
| 日程 | 過ごし方 |
|---|---|
| 1日目 | 日本出発・都市Aへ |
| 2日目 | 都市Aを終日観光 |
| 3日目 | 午前は観光・昼に都市Bへ移動・夕方から観光 |
| 4日目 | 都市Bを観光・帰国便へ |
| 5日目 | 日本到着 |
ロンドン&パリ|ユーロスターで2時間16分


ロンドンとパリは、ユーロスターで中心部の駅から中心部の駅へ直接移動できます。
所要時間は最短で2時間16分、多くの列車が2時間半ほどです。空港へ行く必要がないぶん、2都市旅行のなかでは組み立てやすい組み合わせです。
ただし、大英博物館もバッキンガム宮殿もルーブル美術館もモンマルトルも、と入れるとかなり忙しくなります。
「両方の代表的なスポットを少しずつ楽しみたい」という方に向いています。
ローマ&フィレンツェ|高速列車で約1時間30分


イタリアなら、ローマとフィレンツェの組み合わせがおすすめです。
高速列車で約1時間30分と、2都市の移動のなかでは短めです。
ローマではコロッセオ・トレビの泉・バチカン、フィレンツェではドゥオーモ・ウフィツィ美術館・ヴェッキオ橋というように、行き先をしぼりましょう。
バチカン美術館とウフィツィ美術館の両方をじっくり見るなら、5日間ではかなり忙しくなります。
<フィレンツェのホテルはこちら>
マドリード&バルセロナ|高速鉄道で最短2時間30分


スペインの人気2都市は、高速鉄道AVEで最短2時間30分、停車駅の多い列車で3時間ほどです。
どちらも観光スポットが多いため、「美術館をじっくり」というより2つの街の雰囲気を味わう旅と考えるとよいでしょう。
<マドリードのホテルエリアはこちら>
ヨーロッパの鉄道は、日本語で予約できるサイトを使うと手配しやすくなります。
<ヨーロッパの鉄道・バスの予約はこちら>
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5日間では避けたい2都市の組み合わせ


距離が離れていて、飛行機での移動が必要になる組み合わせは、5日間では慎重に考えたいところです。
たとえばパリとローマ、ロンドンとローマ、パリとプラハなどです。
パリとローマは飛行機なら約2時間ですが、実際にはホテルを出て空港へ向かい、チェックイン、保安検査、搭乗、到着後の荷物受け取り、市内への移動、チェックインまでが必要です。
鉄道2時間でも、ホテルからホテルまでは4〜5時間


都市間の移動でよくある思い違いです。列車の乗車時間が2時間でも、実際には次のような時間が積み重なります。
| 行動 | 目安 |
|---|---|
| ホテルから駅まで | 30分 |
| 駅で余裕をみる時間 | 30分 |
| 列車の乗車 | 2時間 |
| 到着駅から次のホテルまで | 30分 |
| 荷物整理・チェックイン | 30分 |
5日間で2都市をまわる5つの条件


1.都市間が鉄道で2〜3時間まで


ロンドンとパリ、ローマとフィレンツェ、マドリードとバルセロナのように、中心部から中心部へ直接移動できる組み合わせが使いやすくなります。
2.駅からホテルが近い


駅から30〜40分離れたホテルを選ぶと、短い旅行では移動時間が大きなロスになります。
3.荷物を少なくする


大きなスーツケースを持った移動は、想像以上に疲れます。
石畳の道も多いので、2都市をまわるなら荷物はコンパクトにしましょう。
4.行きたい場所をしぼる


「せっかくだから全部」は避けて、各都市で絶対に行きたい場所を2〜3か所に決めるのが現実的です。
5.行きと帰りで違う都市を使う


最初の都市に到着し、最後の都市から日本へ帰れば、戻る移動が必要なくなります。
航空券を探すときは、行きと帰りで違う空港を選べるかも確認してみてください。
ヨーロッパ5日間で3都市はおすすめ?


基本的にはおすすめしません。
1日目は移動、2日目に都市A、3日目に都市Bへ移動、4日目に都市Cへ移動して帰国便へ、という形になり、観光より移動の割合がとても高くなるからです。
「3都市行った」という記録は残りますが、印象に残るのが移動ばかりではもったいないですよね。
3都市以上を楽しみたいなら、7〜10日程度の日程を検討してみてください。
初めての海外・女子旅・ひとり旅なら1都市・2都市どっち?


初めてのヨーロッパなら1都市


空港から市内への移動、地下鉄、ホテル、観光施設の予約、言葉、時差と、日本国内の旅行とは違うことがたくさんあります。そこに都市間の移動まで加えると、旅の難しさが一気に上がります。
初めてなら「もう少し見たかった」と思うくらいで帰るほうが、次の旅行にもつながります。
女子旅は目的で決める


カフェ巡りや買い物、写真、レストラン、美術館を楽しみたいなら1都市がおすすめです。
予定を詰めすぎず、「このカフェにも寄りたい」と思ったときの時間を残せます。
観光スポットをたくさん見たいアクティブな女子旅なら2都市も候補です。
その場合も、夜遅くホテルに着く旅程は避け、駅や観光地から移動しやすいホテルを選びましょう。
女性ひとり旅は1都市が安心


ひとり旅では、荷物も移動もすべて自分で管理することになります。
初めての都市、夜の到着、大きなスーツケース、鉄道に慣れていないという場合は、ホテルを1か所に固定する方が安心です。
5日間のホテルは「星の数」より立地を優先


5日間のような短い旅行では、ホテルの立地が満足度を大きく左右します。
中心部まで片道40分のホテルと、観光エリアまで徒歩10分のホテルでは、3日間で数時間の差になります。
少し料金が高くても、駅から近い、観光地まで歩ける、空港へのアクセスが良い、夜も帰りやすいホテルを優先する価値があります。
ホテルのランクで迷う方は、こちらも参考にしてください。
<ホテルのランクの違いはこちら>
<海外ホテルの料金を比べる>
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5日間ならツアーと個人手配どっち?


5日間の1都市滞在なら、手配するのは航空券・ホテル・空港から市内への移動・観光施設の予約が中心なので、個人手配でも組み立てやすいです。
一方、2都市をまわる場合は、都市間の鉄道や2つのホテル、荷物、到着時間まで考える必要があります。
「2都市へ行きたいけれど、全部自分で手配するのは不安」という方は、ツアーの料金も比べてみましょう。
ツアーと個人手配の違いは、こちらで詳しく紹介しています。
<ツアーと個人手配の比べ方はこちら>
<ヨーロッパツアーの料金を確認する>
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5日間では物足りないなら7日間も検討


「ロンドンとパリを両方じっくり見たい」「ローマ・フィレンツェ・ベネチアへ行きたい」という方は、可能なら7日間以上も検討してみてください。
5日間では移動に追われる旅程も、7日間なら1都市あたりの滞在時間を増やせます。
<日数を増やす場合のモデルコースはこちら>
ヨーロッパ5日間で失敗しやすい5つの旅程


| よくある失敗 | どうするか |
|---|---|
| 行きたい場所を全部入れる | 優先順位をつけて2〜3か所にしぼる |
| ホテル代だけで郊外を選ぶ | 毎日の移動時間まで含めて考える |
| 都市間移動の乗車時間しか見ない | ホテルからホテルまでの時間で考える |
| 到着日を1日観光できると思う | 入国審査と市内への移動で半日は見ておく |
| 帰国日にも予定を入れすぎる | 最終日は空港へ余裕を持って向かう |
旅行会社に28年勤める私がヨーロッパ5日間を考える5つの順番


5日間のご相談では、「何都市行きたいか」ではなく次の5つから確認します。
1.絶対に行きたい場所


エッフェル塔なのか、コロッセオなのか、サグラダ・ファミリアなのか。
まず旅のいちばんの目的を決めます。
2.旅行の経験


初めてのヨーロッパなら、都市数を減らして余裕を作ります。
3.フライト


直行便か乗り継ぎ便か、到着時刻と帰国便の出発時刻まで確認します。
4.都市間の移動


2都市なら、中心部から中心部への移動時間を確認します。
鉄道で2〜3時間までが目安です。
5.ホテルの立地


短い旅行ほど、ホテルの立地を重視します。
ヨーロッパ5日間に関するQ&A


ヨーロッパ5日間は短すぎますか?
1都市を中心にするなら十分楽しめます。現地3泊が目安で、丸一日使えるのは2日ほどです。複数の都市や国をじっくり見たい場合は短く感じるでしょう。
5日間で2か国行けますか?
行ける組み合わせもあります。ロンドンとパリはユーロスターで最短2時間16分、中心部から中心部へ移動できるため候補になります。ただし両方をじっくり観光する時間は取れません。
5日間で3都市は可能ですか?
旅程としては組めますが、観光できる時間がかなり少なくなるためおすすめしません。3都市以上なら7〜10日程度を検討してみてください。
初めてのヨーロッパなら何都市がおすすめ?
5日間なら1都市がおすすめです。観光も食事も街歩きも、余裕を持って楽しめます。
パリ5日間は長いですか?
長すぎることはありません。観光、美術館、カフェ、買い物を組み合わせれば、5日間でも時間が足りないと感じる方が多いでしょう。
ローマとフィレンツェは5日間でまわれますか?
まわれます。高速列車で約1時間30分と近いためです。ただし両方に見どころが多いので、それぞれで何を見るかをしぼる必要があります。
5日間ならツアーと個人手配どちらがいいですか?
1都市なら個人手配もしやすく、2都市周遊ならツアーも比べてみる価値があります。料金だけでなく、手配の手間や移動の効率も含めて判断してください。
直行便と乗り継ぎ便はどちらがおすすめですか?
5日間なら、現地で使える時間を確保しやすい直行便の価値が高くなります。ただし料金差が大きい場合は乗り継ぎ便も比べましょう。
【まとめ】ヨーロッパ5日間は都市数より「現地で過ごす時間」


ヨーロッパ5日間なら、基本は1都市滞在がおすすめです。
王道の観光も美術館もカフェも買い物も、余裕を持って楽しめます。
一方、都市間が鉄道で2〜3時間、行きたい場所をしぼれる、荷物が少ない、という条件がそろうなら2都市も選択肢です。
ロンドン&パリ、ローマ&フィレンツェ、マドリード&バルセロナなどが候補になります。
迷ったら、1都市増やすことで失う時間を考えてみてください。
「もう1都市行けた」という満足より、「パリでカフェに入る時間がなかった」という後悔が残りそうなら、1都市にしぼった方が楽しめます。
まずは旅行の日程を決めて、航空券とホテル、ツアーの料金を並べて比べてみましょう。
無理に都市数を増やさず、今回いちばん楽しみたいことを大切に、5日間を組み立ててみてくださいね。
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