バルセロナとマドリード、せっかくのスペイン旅行ならどちらも行きたい。
でも「何泊ずつにすればいいの?」「都市の間の移動はどうするの?」と、計画の段階で手が止まっていませんか。
結論からお伝えすると、初めてのスペイン2都市周遊は7泊9日・バルセロナ4泊&マドリード3泊が理想のバランスです。
この記事では、旅行会社で28年働いてきたプロの視点から、トレド日帰りも組み込んだ日別のモデルコースと、都市間の移動方法、泊まるべきエリアまで、計画に必要な情報をまとめて解説します。
- 初めてのスペイン旅行で、バルセロナとマドリードを両方まわりたい方
- 日数配分や移動手段など、計画の組み立て方に不安がある方
- 女子旅やひとり旅で、治安やホテル選びも含めて安心して準備したい方
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【結論】バルセロナ&マドリード周遊は7泊9日がちょうどいい


まず全体像です。
今回のモデルコースは、バルセロナから入ってマドリードから帰る7泊9日プランです。
| 日程 | 滞在 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1日目 | バルセロナ泊 | 日本出発、バルセロナ着 |
| 2日目 | バルセロナ泊 | サグラダファミリアとガウディ建築 |
| 3日目 | バルセロナ泊 | グエル公園・ゴシック地区・フラメンコ |
| 4日目 | バルセロナ泊 | 自由日(モンセラット日帰りなど) |
| 5日目 | マドリード泊 | 高速鉄道AVEで移動、王宮周辺観光 |
| 6日目 | マドリード泊 | プラド美術館・ゲルニカ |
| 7日目 | マドリード泊 | 世界遺産トレドへ日帰り |
| 8日目 | 機中泊 | マドリード発、帰国便へ |
| 9日目 | – | 日本着 |
「スペイン旅行は何日必要?」という疑問への答えは、2都市周遊なら最低でも6泊8日、余裕を持つなら7泊9日です。
バルセロナ4泊あれば、サグラダファミリアを焦らず楽しんだうえで自由日も確保できます。
マドリード3泊あれば、美術館めぐりとトレド日帰りまで組み込めます。
お休みが取りにくい方は、4日目の自由日を削って6泊8日に短縮しても、このコースの骨格はそのまま使えます。
出発前に知っておきたいスペイン旅行の基礎知識


日本からのアクセスと飛行機の選び方


日本からスペインへは、直行便の運航が限られているため、ヨーロッパや中東の都市を1回経由するルートが一般的です。
経由便を選ぶときのポイントは次の3つです。
- 乗り継ぎ時間:2〜3時間程度が理想。短すぎると乗り遅れの不安、長すぎると疲れにつながります
- 到着時刻:初日は夕方までにバルセロナへ着く便を選ぶと、ホテルで体を休めて2日目から全力で動けます
- バルセロナ着・マドリード発の「周遊型」で予約:往路と復路で都市を変える買い方(オープンジョー)にすると、同じ道を戻る無駄がなくなります
直行便の有無や運航スケジュールは時期によって変わるため、予約前に最新情報を確認してください。
ベストシーズンと航空券が取りやすい時期


スペイン観光のベストシーズンは、気候が安定する4〜6月と9〜10月です。
夏のスペインは日差しが強く、特に7〜8月のマドリードは40度近くまで上がる日もあります。
一方で夜9時すぎまで明るい時期なので、暑さ対策さえできれば観光時間を長く取れる魅力もあります。
航空券を少しでも抑えたい方は、お盆・年末年始・ゴールデンウィークの繁忙期を外し、出発日を平日にずらせないか検討してみてください。
日程に数日の融通があるだけで、選べる便の幅は大きく変わります。
バルセロナとマドリード、どっちから入る?


結論は、バルセロナ入り・マドリード出がおすすめです。
理由は2つあります。
- 旅最大の目的であるサグラダファミリアを、体力のある前半に置けます。万一天候や体調がすぐれなくても、滞在中にリカバリーできる余裕が生まれます
- 旅の疲れが出てくる後半は、美術館中心で落ち着いてまわれるマドリードの方が体に優しい構成になります
逆まわりでも成立しますが、その場合はサグラダファミリアの予約日を滞在の早い日に置き、予備日を残しておきましょう。
バルセロナ&マドリード周遊7泊9日モデルコース(日別プラン)


1日目:日本出発〜バルセロナ着


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | 日本出発、経由地で乗り継ぎ |
| 夕方 | バルセロナ・エル・プラット空港着 |
| 夜 | ホテルへ移動、近くで軽く夕食 |
空港から市内へは、空港バス(アエロブス)で約35分。
カタルーニャ広場行きなので、広場周辺のホテルなら迷いません。
初日は無理をせず、早めに休んで時差ボケを整えましょう。
この日の宿泊:カタルーニャ広場周辺かサグラダファミリア周辺が便利です。
詳しくは後半の「周遊旅行のホテルはここに泊まる」で解説します。
2日目:サグラダファミリアとガウディ建築めぐり


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | サグラダファミリア(朝いちばんの予約枠) |
| 午後 | カサ・バトリョ、カサ・ミラ(ラ・ペドレラ) |
| 夜 | グラシア通り周辺で夕食 |
この旅のハイライトです。
サグラダファミリアは必ず事前にオンラインで日時指定チケットを予約してください。
朝いちばんの時間帯は比較的空いていて、ステンドグラスから差し込む光も美しい時間です。
塔に上れば、バルセロナの街を一望できます。
午後はグラシア通りへ移動して、ガウディの曲線の世界に浸る1日になります。
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3日目:グエル公園・ゴシック地区・フラメンコ


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | グエル公園(事前予約推奨) |
| 午後 | ゴシック地区散策、カテドラル、ボケリア市場 |
| 夜 | タブラオでフラメンコ鑑賞 |
午前は高台のグエル公園へ。モザイクのトカゲと広場から見渡す街並みは、写真好きにはたまらない景色です。
入場枠が決まっているため、こちらも事前予約をおすすめします。
午後は旧市街のゴシック地区へ。中世の路地が迷路のように広がり、歩くだけで街の歴史を感じられます。
夜は本場のフラメンコを観られるタブラオ(ショーを観られるレストラン)で、特別な時間をどうぞ。
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4日目:自由日(モンセラット日帰りなどアレンジを楽しむ)


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 終日 | モンセラット日帰り、または市内でゆっくり |
| 夜 | バル巡りでバルセロナ最後の夜 |
予備日を兼ねた自由日です。おすすめは、カタルーニャ広場から電車で約1時間の聖地モンセラット。
のこぎり状の奇岩に抱かれた修道院と黒いマリア像で知られ、登山鉄道やロープウェイからの眺めも圧巻です。
市内に残るなら、ピカソ美術館、カタルーニャ音楽堂、バルセロネータ海岸の散歩など、思い思いの過ごし方でどうぞ。
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5日目:高速鉄道AVEでマドリードへ移動、王宮周辺観光


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | AVEでバルセロナ・サンツ駅→マドリード・アトーチャ駅 |
| 午後 | マドリード王宮、アルムデナ大聖堂 |
| 夜 | サン・ミゲル市場でタパス |
午前の便で高速鉄道AVEに乗り、約2時間半〜3時間でマドリードへ。
移動の詳しい方法は次の章で解説します。
午後はホテルに荷物を預けて、マドリード王宮と隣接するアルムデナ大聖堂を見学。
夜はサン・ミゲル市場で、タパスをつまみながらスペインらしい夜を楽しみましょう。
6日目:プラド美術館とゲルニカ


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | プラド美術館(事前予約推奨) |
| 午後 | レティーロ公園、ソフィア王妃芸術センター |
| 夜 | プエルタ・デル・ソル周辺で夕食 |
午前中は世界三大美術館のひとつプラド美術館へ。
ベラスケスの「ラス・メニーナス」やゴヤの代表作をじっくり鑑賞できます。
事前にオンラインでチケットを取っておくと、当日の行列を避けられます。
午後は緑豊かなレティーロ公園を散歩して、夕方はソフィア王妃芸術センターでピカソの「ゲルニカ」と対面する芸術の1日です。
7日目:世界遺産トレドへ日帰り


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | 高速鉄道で約30分、トレドへ |
| 日中 | トレド大聖堂、サント・トメ教会、展望台 |
| 夜 | マドリードへ戻り、最後の夜 |
「もしスペインに1日しかいられないなら、迷わずトレドへ行け」と言われる古都です。
街全体が世界遺産に登録されています。
トレド大聖堂、エル・グレコの傑作が残るサント・トメ教会、展望台から望むタホ川と旧市街のパノラマは必見です。
石畳の坂道が多いので、歩きやすい靴で出かけてください。
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8〜9日目:マドリード発、帰国


| 時間帯 | スケジュール |
|---|---|
| 午前 | マドリード・バラハス空港へ移動 |
| 日中 | 経由地で乗り継ぎ、帰国便へ |
| 9日目 | 日本着 |
市内から空港へは地下鉄・空港バス・タクシーでアクセスできます。
搭乗3時間前には空港へ着くよう、余裕を持って出発しましょう。
バルセロナ〜マドリード間の移動方法


高速鉄道AVEなら約2時間半、街の中心から中心へ


2都市間の移動でいちばんおすすめなのが、スペインの新幹線にあたる高速鉄道AVEです。
バルセロナ・サンツ駅からマドリード・アトーチャ駅まで約2時間半〜3時間です。
どちらも街の中心部にある駅なので、空港への移動や搭乗手続きの時間を考えると、トータルでは飛行機より早く、体もぐっと楽です。
車内は全席指定で、スーツケース置き場もあります。
空港ほど厳格ではありませんが、乗車には荷物検査もありますので、出発の30分前までには駅へ着くようにしてください。
飛行機との比較:どちらを選ぶべき?


- 鉄道AVEが向く人:街の中心から中心へ移動したい方、車窓からスペインの大地を眺めたい方、空港の混雑を避けたい方
- 飛行機が向く人:航空会社のマイルを貯めている方、時間帯の選択肢を広く持ちたい方
初めての周遊なら、乗り換えの分かりやすさと移動の確実さでAVEをおすすめします。
チケットは日本から予約できる?


AVEのチケットは、スペイン国鉄レンフェ(Renfe)の公式サイトか、日本語で使える鉄道予約サイトから、日本にいるうちにオンライン購入できます。
座席数に限りのある早めの予約ほど選択肢が多いので、旅程が固まったタイミングで押さえておくと安心です。
購入後はスマートフォンにチケットのQRコードを保存しておきましょう。
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スペイン周遊旅行のホテルはここに泊まる


周遊旅行のホテル選びは「観光に便利な場所に泊まって、移動の無駄をなくす」ことが鉄則です。
都市ごとに、泊まるべきエリアの結論をお伝えします。
バルセロナで泊まるべきエリア


- サグラダファミリアを心ゆくまで楽しみたいなら:サグラダファミリア周辺。朝いちばんの入場やライトアップ鑑賞など、「歩いて行ける距離」の価値が最大になるエリアです
- 観光・買い物・食事のバランス重視なら:カタルーニャ広場周辺。空港バスが発着し、地下鉄路線も集まる便利な立地です
- AVE出発日の移動を楽にしたいなら:サンツ駅周辺。5日目の朝、歩いて駅へ向かえます
各エリアのおすすめホテルは、こちらの記事をご覧ください。
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マドリードで泊まるべきエリア


- 観光もグルメも重視するなら:街の中心グランビア通り、またはプエルタ・デル・ソル周辺。主要観光地へ徒歩圏で、夜も人通りが多く初めてでも安心です
- トレド日帰りと帰国日の移動を重視するなら:アトーチャ駅周辺。AVEの到着も、7日目のトレド往復も、駅まで歩いて行けます
エリアごとの違いとおすすめホテルは、こちらの記事で星数別に詳しく紹介しています。
<マドリードのオプショナルツアーはこちら>
女子旅・ひとり旅のための治安と注意点


スペインは凶悪犯罪が多い国ではありませんが、観光客を狙ったスリ・置き引きは多発しています。
バルセロナで気をつける点


特にバルセロナでは次の点に気をつけてください。
- ランブラス通り、ゴシック地区、地下鉄車内はスリの多発地帯。バッグは体の前に抱え、ファスナー付きのものを選ぶ
- レストランやバルで、椅子の背もたれや足元に荷物を置かない
- 夜のラバル地区など、人通りの少ない路地はひとり歩きを避ける
- スマートフォンを歩きながら操作しない(ひったくり対策)
マドリードで気をつける点


マドリードも基本は同じで、プエルタ・デル・ソル周辺の人混みでは荷物に注意しましょう。
「夜も人通りの多い中心部のホテルに泊まる」ことが、女子旅・ひとり旅のいちばんの安心材料になります。
上で紹介したエリアは、いずれもその条件を満たすエリアです。
<海外旅行の安全スタイルはこちら>
トートバッグと斜めがけバッグ:海外旅行の安全とスタイルを両立する方法


日数や行き先のアレンジ案


日数に余裕がある方や、2回目以降のスペインを考えている方へ。プラスアルファの行き先を3つ紹介します。
グラナダ:アルハンブラ宮殿に憧れるなら


スペイン南部アンダルシアの古都グラナダは、世界遺産アルハンブラ宮殿の街。
マドリードから高速鉄道で足を延ばせます。2泊追加すれば、宮殿見学と洞窟フラメンコまで楽しめます。
泊まるエリアとおすすめホテルは、グラナダのホテルおすすめエリアで詳しく紹介しています。
<グラナダ発のオプショナルツアーの予約はこちら>
サンセバスティアン:美食の街を体験したいなら


スペイン北部バスク地方のサンセバスティアンは、世界中の食通が集まるバル文化の聖地。
旧市街のバルをはしごするピンチョス巡りは、ここでしかできない体験です。
2泊追加のモデルが組みやすい街です。
ホテル選びはサンセバスティアンのおすすめホテルを参考にしてください。
<サンセバスチャンのオプショナルツアーの予約はこちら>
ギリシャ(アテネ&サントリーニ島):島リゾートと迷っているなら


同じ7〜9日間で行ける周遊先として、ギリシャのアテネ+サントリーニ島も人気です。
遺跡の街と白い絶景の島、こちらも性格の違う2つの魅力を1度に楽しめます。
計画の参考に、アテネのホテルおすすめエリアとサントリーニ島イア地区の5つ星ホテルをどうぞ。
よくある質問


英語は通じますか?
観光地のホテル・レストラン・チケット売り場では基本的に英語が通じます。地元のバルなどではスペイン語のみの場合もありますが、指差しと翻訳アプリがあれば困ることはほとんどありません。
「オラ(こんにちは)」「グラシアス(ありがとう)」の2語を使うだけで、ぐっと感じよく過ごせます。
旅費を抑えるコツはありますか?
大きいのは航空券の時期選びです。繁忙期を外し、出発曜日に融通をきかせるだけで総額は大きく変わります。
また、AVEやサグラダファミリアなどの事前予約は、早いほど割安な選択肢が残っている傾向があります。ホテルは星数を1つ下げるより、立地の良い3つ星を早めに押さえる方が満足度を保ちやすいです。
シエスタでお店は閉まりますか?
大都市の観光施設やデパートはほぼ通し営業ですが、個人経営の店は午後2時〜5時ごろ閉まることがあります。
スペインの夕食は夜8時以降が一般的なので、ランチをしっかり食べて、夕方はバルでつなぐのが現地流です。
チップは必要ですか?
スペインではチップは義務ではありません。レストランで満足したときに端数を残す程度で十分です。
【まとめ】7泊9日で「スペインの二つの顔」を欲張ろう


ガウディと地中海の街バルセロナ、芸術と歴史の都マドリード。
性格のまったく違う2都市を1度の旅で楽しめるのが、スペイン周遊のいちばんの贅沢です。
計画の手順はシンプルです。
この順番で進めれば、初めてのスペインでも迷いません。
まず7泊9日(バルセロナ4泊+マドリード3泊)で日程を確保し、バルセロナ着・マドリード発の航空券を押さえる。
次にAVEとサグラダファミリアを予約する。
最後に各都市のホテルを決める。
ホテル選びはこちらの2記事から始めるのがおすすめです。
あなたのスペイン旅行が、最高の思い出になりますように。
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<ヨーロッパ2週間旅行はこちら>
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